ここは大江戸の市内でも指折りの大規模な居酒屋。

昼夜を問わず食事処や呑み処として繁盛しているが、

この店は裏の顔を持っている。


太平の世が築かれるよりも、さらに昔の話、

戦国の乱世から日の本の国に存在し、

庶民・武人・華族を問わず、

数々の厄介事を請け負った武装集団

「仕事人」



そんな荒くれ者達を抱えた万長屋が組織した、

同業者組合の集会所に端を発する

全ての仕事人を総括する組織、

 それこそが、この店の経営母体である

「仕事座」